フランスのアルルはプロヴァンス地方に位置しており、大都会の華やかさはありませんが、ゆったりとした空気が都会の喧騒から逃れるために海外旅行をする人の心を癒します。アルルの西側にはローヌ川が流れ、旧市街は世界遺産があります。南フランスの特徴でもあるパステルカラーの家は散歩の気分を盛り上がえます。細い路地がたくさんあるので、地図を片手に目的地をたどるより、自由気ままに探索してみるのも良い経験です。
南東の端にあるムルグの塔からは旧市街全体が見渡せます。アルルで最も観光客が多いのは、円形闘技場です。現地ではフランス語でアリーナを意味するアレーナと呼ばれています。1世紀末に建設され、直径136メートルの競技場は2万人を収容できるほど広いです。現在は定期的に闘牛を行っています。一番上の席は高さがあるので、街全体を眺めることもできます。この場所から少し歩くと、ローマ時代から使われていた野外劇場があります。
当時は最大規模の劇場で半円形でした。現在は大理石の円柱が2本しか建っていませんが、夏になるとコンサートやオペラが上演されます。アルルと聞いてゴッホを思い浮かべる人も多いです。ゴッホはこの街の精神病院にいたことがあり、魅了されたことでたくさんの作品を残しています。エスパス・ヴァン・ゴッホは、ゴッホが入院した病院跡地に設置された総合文化センターです。図書館やメディア資料、展示会などを扱っており、中庭はゴッホの作品である「アルルの診療所の庭」を再現しています。サン・トロフィーム教会は、円形闘技場や野外劇場と同じように世界遺産に登録されています。中世時代に建設されたロマネスク様式の教会で、回廊はロマネスク様式とゴシック様式が織り交ぜられています。アルルでは毎年7月に衣装祭りを開催しています。最も賑やかな祭りで、伝統的な民族衣装を着てパレードを行います。一番後ろには純白の衣装を着たアルルの女王がいて盛り上がります。
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